クズだった俺を一人前にしてくれたのは、
USDではない。

宴会部長

システムエンジニア

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一日のスケジュール

どうも、宴会部長です。
USDの現役エンジニアの中では最古参の1人になっちまいました。
現在の肩書は「宴会部・部長」。特技はバーベキューの肉番長。
「いきなり!ステーキ」よりはうまい肉を食わせる自信があります。
これはマジな話。

1.私立中学入学と同時に燃え尽き症候群になった俺

俺は根っからのハマッ子。いまも横浜に住んでいる。映画「スタンド・バイ・ミー」と秘密基地ごっこをこよなく愛するファンタジー少年だった俺は、たぶんいい子だったんだと思う。親の勧めもあって、中高一貫の私立校を受験。あっさりと合格を勝ち取るような子だったんだ。
ところが、それで早くも燃え尽きた。中学に入ってからはすっかりやる気をなくし、見事帰宅部に入部、10人くらいの仲間とつるんで、ゲーセンに通い、麻雀を覚え、世間で言う不良少年の仲間入り。別にカツアゲしたりシンナー吸ったりするような本物じゃないぜ。それでも世間の目は冷たかったな。
覚えちゃいけないものを覚えたのは高校に入ってから。俺ん家が溜まり場だったから、オヤジの雀卓を出してきては、ぷかぷか遊びをしながら麻雀に興じたもんだよ。もちろん学校には行かなくなるよ。それでも親は何も言わなかったな。両親ともによく働く人たちだったから、俺の素行には気が付かなかったのかな。そんなわけないよな。家中ケムリが充満しているんだから。結局出席日数が足りず、なんとか卒業はできたものの、大学になんて行けるわけない。それで、IT系の専門学校に入った。なぜIT系かって?あの当時、世間はITバブル。就職が少しでも楽になるんじゃないかってね。ITに興味があったわけじゃないよ。


2.飲んだくれの20代。渡り鳥のような俺

専門学校に入ってからの俺は、麻雀漬けの毎日。一日中雀荘に入り浸り、ひたすらマージャンに興じたよ。この頃は様々な女とも付き合ったね。でも女に興じることはあまりなかったな。それより俺は麻雀。もともと人と群れるのが好きなタイプじゃないんだろうな。アウトローな生き方に憧れもあったから。
それでも専門学校卒業後は渋谷のシステム開発会社に就職したよ。女と同棲もしていたから生活費は稼がなきゃならないだろう。仕事はつまらなかったな。淡々とプログラミングする毎日、生活のためとはいいながら、こんな刺激の無い日常は耐えられなくなってね。この頃から横浜のバーに通い詰めるようになった。
最初は仕事の息抜きのつもりだったんだ。それでも酒量は日に日に増えるようになっていた。気が付けば給料をすべて酒につぎ込むように。完全に飲んだくれになっちまった。それでも女との同棲費用はしっかり渡してたぜ。女を泣かすような男はクズだと、俺は思ってる。
その後はベンチャーのSIerに転職したけど2年で辞めた。前の会社の元上司に誘われ、フリーのエンジニアとしてソフトバンクに常駐していた時期もあった。このままソフトバンクに入社してもいいかなと思っていた時に、その上司から「一度は外を見てきた方がいい」と言われ、USDに入ることになったんだ。


3.エンジニアは天職なんかじゃない。本気でそう思っている俺

USDにはもう10年以上お世話になっている。こんなに長く厄介になるとは思ってなかったけどな。こんなクズのような俺でも社長は可愛がってくれてね。その点だけはいまも社長に感謝しているよ。でも不思議なもんだよな、行き当たりばったりだった俺が、30を過ぎると人生について考えるようになったんだ。飲む・打つ・買うはもうたくさん。男としてちゃんとした家庭を築きたいと本気で思った。
35で秋田美人のいまのかみさんと結婚して、すぐにヘーベルハウスで家を建てた。言っておくけど、ヘーベルハウス、相当高いよ。もちろん仕事に対する意識も変わるよな。ローンを返し、子どもをしっかり育て上げ、家族を幸せにしてやりたい。休日には近所のママ友集めて、うちの庭でバーベキューパーティーをやっている。俺も肉ばかり焼いているから、相当腕が上がっているね。「いきなり!ステーキ」より俺の焼く肉の方がはるかにウマい
最後に正直な話をしよう。IT業界は俺には向いてないと思う。家を建ててから、庭いじりが楽しくて仕方ない。芝張り、土の入替え、テント張り。休日のたびにホームセンターに通うのが趣味になっちまった。はっきり言って、パソコンの前でコーディングしているより、体を動かす方が楽しい。大工にでもなれば良かったよ
それでもなぜUSDを辞めないのかって?居心地がいいんだよ、この会社。社長もいまと違って、よく遊んでくれてたしね。自分基準で生きてるエンジニアが多いし、必要以上に他人に干渉してくる奴もいないからね。そうそう、今度の社員旅行はキャンプになったから、全部俺が仕切ることになったんだ。それでいまの肩書は「宴会部・部長」。な、社長のいい加減さが分かるだろう?

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